ジューシーでレア感のある鶏肉や牛肉っておいしいですよね!
そんな柔らかい肉料理を手軽に作れるのが低温調理器です。
今回は「1万円から始める低温調理」と題して低温調理の始め方を紹介します。
低温調理で手軽にミディアムレアの肉料理を作る
低温調理とはその名の通り、低温で食材を加熱することで食材の水分や栄養素の損失を抑える調理法です。
肉類であればタンパク質が固まり始める63℃以下で温め続けることによって、風味、旨味を逃さずに調理できます。
また専用の調理器を使うと、火ではなくお湯で加熱するため、火加減を気にせずほったらかせるので調理時間を有効に使えます。
さらに汚れるのは食材を入れる袋のみで、フライパン、鍋を使わないので洗う手間が省け、後片付けがとっても楽です。
こんな人にオススメです
- 筋トレ、ダイエットで無添加のおいしいサラダチキンが欲しい人
- 1人暮らしの晩酌で温泉卵やジューシーでパサつきのない蒸し鶏、よだれ鶏でおつまみをアップグレードさせたい人
- ホームパーティーでみんなが驚き、笑顔になるようなローストビーフ、ローストポークを振舞いたい人
- 料理の時間、後片付けの時間を効率的に使いたい人
ちなみに私は普段料理を全くしない30代男性ですが、低温調理器を使い始めた初日から1回も失敗せず、柔らかジューシー蒸し鶏が作れるようになり、晩酌のおつまみがおいしくなりました。
汚れものが少ないので準備、後片付けも楽なので毎日使い続けられます。
低温調理を始めるためには
低温調理に必要なものは3つで、合計約10,000円です。
- 低温調理器「Wancle」(約9,000円)
- 水を入れる容器「発砲スチロール製のクーラーボックス8L」(約700円)
- フリーザーバッグ「ジップロック」(約300円)
低温調理器「Wancle」
「Wancle」最大の特徴は「安い」こと
他社製品だとスマホと連携して機器の操作ができるものなどありますが、1、2万円超えてしまいます。しかし、このwancleは9千円で他製品より初期投資が少なくなるので私の様に「普段料理をしない」、「3日坊主」な人にもおすすめです。
機能
- 0.1℃刻みで温度調節できます(25℃~99.9℃:誤差±0.1℃)
- 1分刻みでタイマー設定できます(99時間59分まで)
- 15~19リッターの水を温められます。
これ一台で晩酌用のサラダチキンからパーティ用のホールチキンまで調理できます。
容器「発泡クーラーボックス8L」
容器は100均のバケツを使っていましたが、大きいので温めるのに時間がかかっていました。
オススメは発泡スチロール製の8Lクーラーボックスです。
これなら水の量が少なく済み、さらに保温性が高いので余計な電気代がかからず済みます。
フリーザーバッグ「ジップロック」
最後は食材を入れる袋です。密閉できる「ジップロック」がおススメです。
袋に空気が多く入っているとお湯の熱が食材に伝わりにくく、十分な加熱ができなくなり菌の繁殖など衛生上問題になるからです。
写真はSサイズですが、使ってみたところ空気が抜きづらかったのでMサイズ以上がオススメです。大きめの袋に食材を入れて、水に入れて空気を抜いて封をすると密着させやすいです。
使い方
1.容器に水を張ります(ぬるま湯だと早く温め終わります。)
2.容器に本体を取り付けるためのクランプを装着します
3.本体をセットします
4.コンセントを差し、電源を入れます
5.温度、加熱時間を設定します
本体の右側についているダイヤルで温度、時間の加減ができます。
6.スタートボタンを押して加熱を始めます
7.アラームが鳴ったら、食材を入れます
8.時間が来たら食材を取り出し、コンセントを抜きます
お手入れ方法
本体のカバーを外して乾かします。
汚れてしまったら食器用洗剤で洗います。(完全防水ではないのでプラスチック部分は濡らさないでください。)
1回の電気代は?
水を温めるまでは840Wで動作し、設定温度まで達したら300W付近で動作していました。
60℃60分だとすると、1回あたりの電気代は約11.8円でした。
- 水21℃から60℃まで約10分:3.78円
- 60℃を60分:8.1円
(1kWh当たりの電気代を27円で計算)
海外でつかうには
100~120Vで動作するので、国によっては変圧器が必要です。
私が今度行くフィリピンは220Vなので、変圧器を持っていって使えるかどうか試してみます。
まとめ
低温調理器を使うと、手軽に柔らかな肉料理を作ることができます。
初期費用1万円で、調理器本体、容器、ジップロックを手に入れれば、後は毎回約12円というランニングコストで驚きの自炊生活が得られます!